6月 15 2009
相手の怒りは受け取らなければいい
ある時、一人のバラモン(インドのカースト制度の頂点に位置するバラモン階級の司祭)がお釈迦さまを言いたい放題に非難・侮辱・誹謗中傷しました。彼は、友人のバラモンがお釈迦様に論争を仕掛けて負け、お釈迦様に心服して仏教徒になったことに腹を立てたのです。出家したバラモンは有名人だったので、バラモン側の面目は丸つぶれでした。
バラモンはお釈迦様を、普通は人間に対して使わないほどの厳しい言葉で罵りました。侮辱されている間、お釈迦様はずっと黙って聞いていました。そして、バラモンが疲れて話をやめた時に、「あなたはどう思いますか?」と切り出しました。
「自分の家に来るお客さんのためにご馳走を用意したのに、お客さんが現れなかったら、そのご馳走をどうしますか?」
バラモンは「家族と一緒に食べます」と答えました。そこでお釈迦様はおっしゃいました。
「いま、あなたは私に非難・侮辱・誹謗中傷などの接待をしましたが、残念ながら私はそれを受け取りません。ですからその非難・侮辱・誹謗中傷は、どうぞあなたたちご家族で受けてください」
途端にバラモンは、自分に返ってくる言葉の恐ろしさに、居ても立ってもいられなくなりました。
どんな誹謗中傷を受けても、怒鳴り返す必要はありません。怒りを抱いたら自分が燃えるだけ。逆に自分さえ相手の怒りを受け取らなければ、相手がすべて受け取ることになるのです。怒鳴られても、藁人形に釘を打たれてもニコニコしている人は、それを受け取らないし、心を汚すこともないのです。
アルボムッレ・スマナサーラ スリランカ初期仏教長老
「致知」2009年6月号より


まさに、お釈迦様の手の平の上での出来事ですね。
観る世界で生きる世界が変わりますね!
いつもありがとうございます。
お釈迦さまのこのエピソードは以前聞いたことがありました。
初めてこのエピソードを知ったときは、お釈迦さまの冷静沈着さと的確な比喩に大変驚きました。
五十嵐さんの日記を見て本当に久々にこのエピソードを思い出しました。
お釈迦さまの貴重なエピソードを思い出させてくれてありがとうございました。
お釈迦さまの時代のインドでは誹謗中傷は対面やうわさ程度でしたが、
現代はマスコミやネットが非常に発達しているので、称賛も誹謗中傷も、正しい情報も間違った情報もものすごい勢いで広まっていくことがあります。
マスコミやネットに存在する大量の情報からいい情報・正しい情報を選択・実践できる智慧と功徳を身につけていきたいものです。
スマナサーラ長老はNHK「心の時代」に出演していたことがありました。
http://www.j-theravada.net/5-chourou.html
わたしの友人にスマナサーラ長老の知人がいるのですが、彼はスマナサーラ長老のことを「スマッチー」と呼んでいました(笑)
てっぺいさん、ありがとうございます。
本当に、すべてはどう対応するかですね。
ありがとうございました。
ガルダさん、コメントありがとうございます。
スマナサーラ長老の話は、わかりやすくてよいですね。
ネットの情報は、まさに玉石混淆。
氣を付けいないといけないですね。
ありがとうございました。